音声ベースのバイオマーカーを開発するKintsugi、2,000万ドル調達

 
kintsugi
 
バークレーに拠点を置く、精神疾患領域でAI技術を活用を目指すKintsugiが、シリーズAで2,000万ドルを調達しました。今回のラウンドは、Insight Partnersがリードし、Acrew Capital、Darling Venturesといった複数の投資家が参加しました。同社は2019年の創業以来、総額2,800万ドルを調達しています。

 

Kintsugiは、患者が話す音声から、メンタルヘルス分野のリスクをスクリーニングする、音声バイオマーカーを開発しています。主に医療機関向けにサービスを提供しており、患者の状況をリアルタイムにスコアリングすることで、適切なタイミングで介入することを支援しています。同社の特徴の一つに、既存の医療機関のコールセンターや外部のオンライン診療プラットフォームとシームレスに連携が可能なことがあります。

Author Profile

吉澤 美弥子
吉澤 美弥子Twitter:@miyakomx
慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。