スコットランド発の遠隔医療スタートアップのCurrent Healthが、シリーズBで4300万米ドルを調達したことを明らかにしました。同社は2015年の創業以来、12回の資金調達を行い、総額9190万ドルを調達しています。
同社は心拍数や呼吸数、血圧や酸素飽和度といったバイタルサインを計測するデバイスと、患者データのオンライン監視サービスにより、患者の在宅療養を支援するソリューションを展開しています。これにより医療機関は、在宅療養中の患者を健康状態を適切に把握し、必要に応じたタイミングで介入できるようになります。また、製薬企業は臨床試験を在宅で円滑に進めることができるようになります。2020年以降は新型コロナウイルスの感染拡大により、医療機関と製薬企業共に患者の在宅療養ニーズが高まっています。
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- Twitter:@miyakomx
- 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。