聴覚障がいを支援するリアルタイム字幕のAva、シードで450万ドル調達

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聴覚支援スタートアップAvaが、Khosla VenturesやInitialized Capitalらから450万米ドルを調達したと発表しました。同社は2014年に創業し、AIを開発するパリのチームと、プロダクトとグロースに取り組むサンフランシスコの2つの拠点で事業を開発しています。

 

同社は聴覚障がいの人々の日常生活を支援する技術を開発しています。AIを活用した音声認識により、リアルタイムに字幕を作成することができます。現在はオンライン会議において、誰が何を話しているかを迅速に、15の言語に対応し字幕を作成します。

 

共同創業者でCEOのThibault Duchemin氏は、聴覚障がいの家族とともに育ち、共同創業者でCTOのSkinner Cheng氏は自信が聴覚障がいを持ち、2人は実体験として感じた課題を解決すべく同社を立ち上げました。特に新型コロナウイルス感染症が猛威を振るった昨年以降、多くの人々がマスクを着用することになり、読唇術による理解が難しくなりました。

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吉澤 美弥子
吉澤 美弥子Twitter:@miyakomx
慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。