雇用主向けに従業員の子育て・介護を支援するKinsideが、Initialized CapitalとPrecursor Venturesから300万ドルを調達しました。同社は2018年の創業で、Y Combinatorのアクセラレータープログラムを卒業しています。
Kinsideは従業員がアプリから予約可能な介護や育児サービスを提案する、雇用主向けサービスです。幅広い保育・介護サービスをカバーしており、同社のアプリ経由で予約すると割引を受けることができます。TechCrunchの記事によると、多くの保育提供者が20%から30%の空室率を持っていることに着目し、送客による割引を実現したとのことです。また、子供のデイケアや大人の介護ケアが必要な時に使えるDependent Care FSA(Flexible Spending Account=雇用主がベネフィットとして提供する口座プログラムで、税控除を受けることができる)とも提携しています。
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- Twitter:@miyakomx
- 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。