オピオイド使用障害のオンライン診療プラットフォームを展開するOpheliaが、シードラウンドでGeneral CatalystやY Combinatorらから270万ドルを調達しました。アメリカにおいては数百万人以上が鎮痛薬として処方されたオピオイドの依存症に苦しんでいると言われており、同社はより多くの患者に治療が行き渡るよう目指しています。
同社のオピオイド依存に対する薬物補助療法(MAT)のための遠隔診療プラットフォームは、スマホから医師の診療を提供し、患者に対してSuboxoneやVivitrolなどの薬剤を処方します。米国においては認可を受けた専門の診療所のみがMATを提供することができますが、この認可を受けた診療所は全診療所のうち約5%程度と言われています。そのためこれらの治療を必要する患者に治療が届いていないことが指摘されており、Opheliaはオンラインで処方することで自宅にいながらオピオイド依存のリハビリを行うことができると期待されています。
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- Twitter:@miyakomx
- 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。
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