依存症治療のための認知行動療法アプリのQuit Genius、シリーズAで1100万ドル調達

 
quit genius
 

タバコ依存症の治療を行う認知行動療法のオンラインプログラムを提供するQuit Geniusが、シリーズAで1,100万ドルを調達しました。同社は2017年に創業し、2018年冬のY Combinatorのアクセラレータープログラムに参加し、卒業の際に複数の投資家から260万ドルを調達しています。

 

Quit Geniusが提供するオンラインの認知行動療法のプログラムは、タバコや電子タバコなどを辞めたいと考えている喫煙者向けに、依存症の治療を行うサービスです。同社のオンラインプログラムの有用性を証明するために研究も行われており、禁煙成功率は53%で60,000人以上が禁煙に成功し、74%が喫煙量が減ったことをを示す研究結果が、6つのジャーナルに査読済みとして掲載されています。オンライン上で専門家による指導や、アプリと連動する呼気センサー付きのスマートデバイスを提供しています。3月から4月までの間、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、禁煙希望者向けに、無料でサービス提供なども行っていました。

 

また喫煙者だけではなく、複数の物質依存を解決するためのプログラムを開発しており、現在アルコール依存症のプログラムはフェーズ2、薬物依存症のプログラムはフェーズ1の段階にあるとのことです。

 

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吉澤 美弥子
吉澤 美弥子Twitter:@miyakomx
慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。外資系証券会社の株式リサーチ部で、TMT市場に関わる調査アシスタントなどを経て、現在はシリコンバレーのベンチャーキャピタル、500 Startupsの日本ファンドに務める。