プレシジョン・メディシンの臨床導入を支援するSyapse、世界的製薬企業らから3000万ドル調達

 

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プレシジョン・メディシン(Precision Medicine:精密医療)の臨床での実用化を支援するサンフランシスコのSyapseが、Amgen Ventures(ロスの製薬企業)やGE Ventures(医療機器・航空機等のメーカー)、Merck Global Health Innovation Fund(ニュージャージー州の製薬企業)、Roche Venture Fund(スイスの製薬企業)等から3000万ドルを調達しました。

 

プレシジョン・メディシンとは、細胞を遺伝子レベルで分析し、その結果に合わせて適切な薬を投与し治療を行う、より個別化されたオーダーメイドな治療方法のことを指します。がんにおいても、検出された遺伝子変異に応じて分子標的薬を処方することでこれまで以上に治療効果が期待できるようになりました。Syapseはこのプレシジョン・メディシンが実際の臨床現場で活用できるよう、ゲノムデータの統合や患者の意思決定支援、ケアコーディネートといった包括的なサービスをプラットフォームとして提供しています。

 

San Francisco Business Timesによると、Syapseはすでに12の医療システムで導入され、腫瘍の専門医1000人以上が使用していると報じています。

 

参照: FierceBiotech, CrunchBase

 

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吉澤 美弥子
吉澤 美弥子Twitter:@miyakomx
慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。外資系証券会社の株式リサーチ部で、TMT市場に関わる調査アシスタントなどを経て、現在はシリコンバレーのベンチャーキャピタル、500 Startupsの日本ファンドに務める。