AIで創薬を行うRecursion Pharmaceuticalsが10月はじめ、Data CollectiveやFelicis Ventures等からシリーズBで6000万ドル調達しました。同社は2013年ソルトレイクシティ創業で、10年間で100の治療法をを発見することを目指し、AIや生物学、画像化技術を活用しています。
これまで対象とする特定の疾患ごとに標的とする分子を研究していましたが、Recursionでは実際の細胞を、1000種類以上の薬物化合物に暴露細胞がどう変化したか判断しています。同社はサノフィ大手と提携し、2017年中に臨床試験を行うと報じられています。
参照: TechCrunch
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- Twitter:@miyakomx
- 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。
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