優良ヘルスケアスタートアップを育て、医療業界に革新を与えるRock Healthとは

 
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数多くの一流ヘルスケアスタートアップを輩出している、サンフランシスコのアクセラレータ、Rock Health。卒業企業にはDoctor on DemandCollective HealthOmada Healthなどがあり、アメリカの「ヘルステックバブル」を支えるヘルスケアスタートアップの多くが、その創業初期にRock Healthで学んでいる。
 

RockHealthとはハーバードメディカル・スクールの同級生等4人によって、2010年に立ち上げられたヘルスケアに特化したアクセラレータ。きびしい選考を通過した企業だけが、プログラムに参加することができる。プログラムに参加しているスタートアップは、25万ドルの資金とコワーキングスペースを提供されるほか、事業支援として事業計画、顧客開発、事業開発、契約、価格設定、マーケティング、広報、資金調達といった起業・経営に関わる幅広い分野について支援を受けることができる。最近ではアクセラレータとしての少額出資だけではなく、シリーズA以降の出資も行っている。
 

Rock Healthの強み

ヘルスケア分野のスタートアップのためのインキュベーターやアクセラレータは数多く存在する。そのなかでもRockHealthがずば抜けて優良企業を輩出できる理由は一体どこにあるのだろうか。
 
一般的にインキュベーターというと、メンターや顧問という形でスタッフがアドバイスをくれるものだが、RockHealthが派遣するのはメンターではない。同社は「支援先企業の初期メンバーとして従業員のように働き、実際に手を動かすことができる人」を実際に支援先に派遣しているのだ。
 
加えて、RockHealthは一流企業や、医療機関、投資家と提携しており、支援先企業はこれらの実際のプレイヤーや臨床現場に繋がることができる。提携先にはQualcomm、カイザーなど一流企業や医療機関が含まれる。RockHealthは非営利で運営されており、それゆえBoston Children’s Hospitalといった米国の一流病院とも協働できているという。
 

Author Profile

吉澤 美弥子
吉澤 美弥子Twitter:@miyakomx
慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。外資系証券会社の株式リサーチ部で、TMT市場に関わる調査アシスタントなどを経て、現在はシリコンバレーのベンチャーキャピタル、500 Startupsの日本ファンドに務める。