日本でもウェアラブルデバイスという言葉が一般に浸透し、その中でもFitbitなどのフィットネストラッカーは、家電量販店や携帯キャリアのショップなどで気軽に購入できるようになった。米国の家電量販店では、フィットネストラッカーの棚にペット用のデバイスも取り揃えられている様子が見受けられる。ペット向けフィットネストラッカーとはどのようなものなのだろうか。
数ある米国のペット向けデバイス企業の中でも、特に最近よく知られるようになった会社としてWhistleがある。Whistleは首輪型のフィットネストラッカーを提供している、サンフランシスコのスタートアップだ。犬や猫の一日の活動をモニタリングした、活動データと、種別の健康に関するデータベースを基に、ペットがより健康に長生きできるのをサポートしてくれる。
2015年1月には、同じくペット向けのアクティビティモニターを提供しているTaggを買収した。Taggの持つバッテリー寿命とGPSの技術は、Whysleの新製品GPS Pet Trackerに生かされた。GPS Pet Trackerはスマートフォンからいつでもペットの居場所と、アクティビティを確認できるデバイス。あらかじめ設定したエリアからペットが離れた際に、飼い主のスマートフォンに通知が送られる。これよりペットが迷子になってしまい、戻らなくなるといった、飼い主にとって耐え難いような状況を回避することができる。
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- Twitter:@miyakomx
- 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。
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