二年間で買収された企業・成長した企業まとめ《HTN二周年記念》

 
本日をもちまして、私たちHealthTech Newsは公開より二周年を迎えることができました。読者の皆様をはじめ、国内ヘルスケアテクノロジー事業に従事される方々、ご協力者の方々のご指導・ご支援の賜物と厚く感謝しております。最近ではメンバーの臨地実習や博士課程への進学といった事情により、以前ほどの更新量を保てずにいるのも事実であり、サイト継続のために今後とも皆様のご協力を賜りたいと思っております。
 
今回は当サイト立ち上げ当時を振り返るという意味を込めて、以前取り上げた企業の現在についてご紹介したいと思います。
 

オンライン動画によるフィットネスレッスンWello

 

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2013年11月にご紹介した、定額制フィットネス動画サービスのWelloは2014年5月にWeight Watchersに買収されたことがわかりました。Weight Watchersはダイエット関連サービスを提供している上場企業であり、フィリップスとの協業によりActiveLinkと呼ばれるウェアラブルデバイスも販売しています。
 

 

オンラインパーソナルコーチのSessions

 
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2013年11月にご紹介した、オンラインプログラムのSessionsが2014年2月にMyFitnessPalに買収されたことがわかりました。Sessionsはコーチからの的確なアドバイスをもらえるアプリで、行動変容を目指したオンラインプログラムとなっている。ダイエットアプリとして世界最大級のユーザー数を誇るMyFitenessPalに買収されたことにより、サービスの充実が期待されるでしょう。
 

 

充電を必要としないウェアラブルデバイスMisfit

 
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2013年12月にご紹介したウェアラブルデバイスのMisfitは、着実に売り上げを伸ばしています。Misfitが提供しているShineは他の多くのウェアラブルデバイスと異なり、あえて電池式にすることでユーザーの充電にかける手間をなくしたことが特徴。CEOのSunny Vu氏は2015年8月、中国での販売台数においてFitbitを超えたことを明らかにしました。同社の中国での販売台数は過去18ヶ月間に66万台に及ぶとのことです。
 
中国ではXiaomiがMi Bandと呼ばれるフィットネストラッカーを15米ドルで発売しており、すでにウェアラブルデバイス市場においても価格競争が生じていると言えるでしょう。XiaomiはMisfitに出資しています。
 
 

筋トレやトレーニングのストリーミング動画アプリFitStar

 

 
2013年12月にご紹介した、トレーニングに特化した動画アプリFitStarが2015年5月にフィットネストラッカーのFitbitに買収されました。FitStarは、好みの運動強度・難易度を選択すると、自宅でできるトレーニング動画が流れるというアプリ。無料版とより豊富な動画を視聴できたり、フィードバックがもらえる有料版があるフリーミアムモデルで提供しています。
 
 

オンラインツールを提供する低価格な健康保険Oscar

 

 
2014年1月にご紹介した、2015年9月に保険スタートアップのOscarのバリュエーションが17億5000万ドルとなり、ユニコーン企業の仲間入りをしました。Google Capitalは3250万ドル出資。その三ヶ月前に同社は15億ドルのバリュエーションで、Founders Fundらから1億4500万ドル調達しています。
 
同社は加入者に対し、様々なオンラインツールを提供することで低価格な保険料を実現しています。米国は民間の健康保険が主流なだけではなく、医療費のペイヤーである民間保険会社が、医療機関に対して医療費の交渉権を持っています。そのため健康保険のベンチャー企業が成功することでより大きなインパクトがあるのではないでしょうか。
 

Author Profile

吉澤 美弥子
吉澤 美弥子Twitter:@miyakomx
慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。外資系証券会社の株式リサーチ部で、TMT市場に関わる調査アシスタントなどを経て、現在はシリコンバレーのベンチャーキャピタル、500 Startupsの日本ファンドに務める。