JFDI出身の医師向け書類管理アプリKlinify、日本でのサービス提供開始

 

医療機関向けの患者データ管理アプリKlinifyを提供している、シンガポールのスタートアップSprDotsが7月1日、日本における正式公開を発表した。同社は愛育病院との協力体制を確立し、Klinifyの日本の医療機関への最適化を行っている。

 

ペンでスラスラ書けるのが特徴

ペンでスラスラ書けるのが特徴


 

同社が提供するKlinifyは、医師がよりスムーズに患者情報を記録し管理できるよう設計されたAndroidタブレット向けのアプリ。Klinifyのこだわりは紙のカルテのように記録できることであり、病院で使用しているフォーマットをKlinifyにアップロードするだけで使用できるため、電子化に移行する際のストレスを最小限にしている。これにより医師は、診察中にパソコンに意識をとられることなく、患者に集中することができる。

 

検査画像を取り込んで、直接書き込むことができる

検査画像を取り込んで、直接書き込むことができる


 

同社は2013年にJFDIのプログラムを通して開発され、シンガポールを中心としたアジア地域でサービス提供している。今回日本上陸に際し、7月15日から17日に東京で開催される、International Modern Hospital Show 2015でサービスを公開する予定だ。

Author Profile

吉澤 美弥子
吉澤 美弥子Twitter:@miyakomx
慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。