24時間対応のオンデマンド訪問医アプリHeal、サービス展開地域を拡大

 
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ロサンゼルスに拠点を置く、オンデマンド訪問医アプリのHealがサンフランシスコでのサービス提供を開始した。Healはアプリから60分以内に医師を呼ぶことができるサービス。利用料金は99ドルで、24時間いつでも利用可能だ。Uber同様、マップから現在地から近いところにいる医師を呼ぶことができる。同社は世界的歌手のライオネル・リッチー(Lionel Richie)氏、QualcommのPaul Jacobs氏、DodgersオーナーのJamie McCourt氏から資金調達し、2015年にロサンゼルスでリリースした。

 


(サービスを紹介するライオネル・リッチー氏)

 

このようなヘルスケア分野における”Uber-like”なサービスは他にも増えつつある。ニューヨークに拠点を置くPagerは、Heal同様にオンデマンドの訪問医サービスを提供している。同社は初回49ドル、二回目以降119ドルで利用でき、訪問が必要ないと判断された場合は電話で医師からのコンサルティングを25ドルでウケることができる。同社はこれまでにGoodwater Capital、Montage Venturesらから1490万ドルをシードで調達している。



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それぞれサービスにより、メインターゲットとしているユーザー層が異なるが、特に多いのは子ども向け(子どもを持つ親向け)という印象を受ける。いずれのサービスも登録されている医師数は非公開だが、利用可能な医師数が重要なサービスだと言える。

 

via Mobihealth news

 

Author Profile

吉澤 美弥子
吉澤 美弥子Twitter:@miyakomx
慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。