中国最大のインターネットサービスプロバイダーのアリババ・グループ(Alibaba Group・阿里巴巴集団)が、オンライン薬局事業を香港上場の関連会社アリババ・ヘルスインフォーメーションテクノロジー(Alibaba Health Information Technology、通称Alibaba Health)に移管するとを発表した。この取引に合わせて、現在アリババ・グループが保有しているアリババ・ヘルスの株式保有率が約38%から約53%に増加し、アリババ・ヘルスはアリババ・グループの関連子会社となる。
今回移管されたオンライン薬局事業は、同社が運営するBtoCオンラインショッピングモールの天猫(Tmall)傘下の天猫医薬館にあたると考えられる。天猫医薬館は2012年2月に正式に公開し、10社以上の製薬企業が約2万種類のOTC薬品や健康用品を取り扱っている(公開時)。購入時には各製薬企業の公式HPに飛び購入手続きが行われるため、天猫医薬館は情報の提供のみを行っているという位置付けになっている。
via Bloomberg
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- Twitter:@miyakomx
- 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。
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