ベルリンに拠点を置くInsulin Angelというスタートアップが、薬の服薬と品質の管理ができる新しいデバイスの生産のために55万ドルの調達を目指し、Indiegogoにてクラウドファンディングを開始しました。このクラウドファンディングは5月9日に終了する予定で、この資金調達により最初の 2,000-3,000 台のデバイスを製造するため使用される予定です。
Insulin Angelは服薬管理と薬の品質を保つためのデバイス。このデバイスは、薬の保存場所の温度を測定することで薬の品質を維持し、インスリンのような必須の薬品を紛失しないようにGPSで追跡することが可能。管理する薬品にデバイスを取り付けて、スマートフォンのアプリで管理することができます。
Insulin Angelは親や介護者も通知設定をすることが出来、記録を忘れたり薬を無くしたりする傾向のある子供や高齢者に特に役に立つでしょう。最終的には病院における薬の監視に役立ち、薬の劣化を防ぐことで浪費を抑えることができると見込んでいます。既にインスリンのみならずリウマチ薬などいくつかの薬もデータベースに導入されており、今後はこの技術をワインや出荷薬など製品の温度監視にも利用できるのではないかと計画しています。
Via Medcity News
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- 慶應義塾大学看護医療学部3年生。中高学生時代、吹奏楽部に所属し、大学でもフルートを続けている。看護の授業を受け、多分野での看護の可能性異職に興味を持つようになった。