Fitbitが、Fitstar買収に関するスクープに対し、その内容を認めたとTechCrunchが報じた。
Fitbitは2007年に創業し、これまでにフィットネストラッカーを複数発売している。2013年のウェアラブルバンド販売数のうち、約50%をFitbitが占めていたという。最近では様々な企業がウェアラブルデバイスを販売しはじめ、日本国内でもソニーモバイルやドコモヘルスケアが参入している。
Fitbitはデバイスの販売とともにアプリを提供していて、ユーザーはデバイスやスマートフォンから取得したデータを同期させたり、食べたものを入力することでデータの記録を管理できるようになっている。同社は最近ではプラットフォーム化を進めており、様々なサービスやデータと提携したり、デバイス所有者以外でもアプリを利用できるようになっている。
FitStarは、ユーザーにパーソナライズされたトレーニングプログラムを提供するフィットネスアプリ。ユーザーは動画などでフィットネスやヨガを学ぶことができる。ユーザーを分析し、ユーザーの強みや弱みに合わせて最適化されていくのが特徴だ。収益はサブスクリプションによって成立している。2012年に創業し、2012年シードと2013年シリーズAで2度資金調達を行っている。Google Venturesはどちらのラウンドにも参加している。
今回の買収のクローズに先立ち、2月26日にTechCrunchが買収について報じているのもおもしろい。「近い筋の情報によると、Fitbitは現金と一部株式交換で2500万ドルから4000万ドル程度での買収を検討している。このような契約は破綻することもあり得るが、私たちの情報によると早ければ来週にもクローズするでしょう」と紹介していた。
via TechCrunch
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- Twitter:@miyakomx
- 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。
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