シスコに会社を売却した経験を持つ連続起業家のKocho氏が、新たにヘルスケア起業OrbitHTCを創業し、資金調達を行った。OrbitHTCはボストンに拠点を置き、高齢者とその家族や介護者のデバイスを開発しているシードのスタートアップ。2月23日にAtlas VentureとGoogle Venturesから100万ドルを調達した。同社は今回の調達による資金を現在プロトタイプからより良いものを目指すために利用するとのことだ。
OrbitHTC提供しているデバイスは、高齢者の状況を写真やライブチャット、通話で家族や介護者に共有できるというもの。別居している高齢者の安全を遠隔で守ることを目指している。
米国では今後日本と同様に独居の高齢者が増加すると言われており、高齢者の安全や健康を遠隔で把握する需要は大きくなるだろう。
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- Twitter:@miyakomx
- 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。
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