スマホでの行動分析による健康サービスを提供しているGinger.ioがユタ州の住人向けに新たにサービスを公開した。Utah SmartCareと呼ばれる新プロダクトは、ユタ州のメンタルヘルスの問題を抱える低所得者層のためのアプリだ。
ユタ州は自殺率が非常に高く、米国平均の二倍近くもの抗鬱剤を処方されてるという特殊な地域だ。今回Ginger.ioは地元のクリニックや精神保健施設と提携し、Cambiaヘルスケア財団から助成金を受けて、高血圧などによる精神疾患合併症リスクを持つユーザーや精神疾患患者など500人を対象にサービスを提供している。ユーザーはUtah SmartCareのアプリを介することで、低コストに精神保健の専門家とコンタクトを取ることができたり、データをトラッキングすることができるようになる。
Via AUCH and TechCrunch
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- Twitter:@miyakomx
- 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。
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