Uberの仕組みは様々ものに適応でき、昨今では「Uber for ○○」や「Uberライクな○○」と表現されるサービスが数多くローンチしている。実際にUber自体も様々なものにUberのオペレーションを導入し、ユニークなキャンペーンを展開している。米Uberが10月23日、ニューヨークとワシントンD.C.、ボストンで1日限定で行ったキャンペーンは、スマートフォンからインフルエンザの予防接種の往診をデリバリーできるというものだ。
今回Uberは全額無料で予防接種を提供していて、さらに赤十字に対しても寄付を行っている。このキャンペーンはハーバード·メディカルスクールのオンライン予防接種検索サービスHealthMap Vaccine Finderと共同で展開している。
予防接種を行うのは医師ではなく、看護師であることも注目だ。米国では予防医療の一環として予防接種の拡充に力をいれていて、病院以外の薬局などで予防接種が受けれる仕組みが整いはじめている。日本では医師がいない施設で予防接種を行うことはできない。
予防接種の拡充は社会的意義が非常に高く、今回のUberのキャンペーンに関して、ハーバード大学のJohn Brownstei教授もそのインパクトの大きさを語っている。
via VentureBeat
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- Twitter:@miyakomx
- 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。
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