治療に用いる小分子のモジュレーターを開発しているバイオテクノロジースタートアップALDEAが8月25日、シリーズBでCorrelation Ventures、Canaan Partners、WuXi PharmaTech (Cayman)、RusnanoMedInvestらから2400万ドル調達した。同社は2011年の創業後、2012年5月に450万ドル、2013年4月にシードで200万ドル、2013年11月にシリーズAで1150万ドル調達している。
同社が開発している治療用小分子モジュールはアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)であり、急性および慢性のアルデヒド代謝障害の新たな治療薬となっている。
体内に取り込まれたアルコールは肝臓でアルコール脱水素酵素とアセトアルデヒド脱水素酵素によって無害な酢酸へ分解される。アセトアルデヒドが体内に残ったままの状態がいわゆる二日酔いであり、毒性の高い物質であり、体内に回ると癌や様々な疾患を引き起こすとされている。同社はこの有害なアセトアルデヒドの解毒をするためのアセトアルデヒド脱水素酵素活性化合物質などを提供している。
via MedCity News
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- Twitter:@miyakomx
- 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。
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