HealthSpotは、遠隔診療を行うキオスク型のステーションを公共施設などに設置することを目指す企業だ。ステーションの普及によって、便利さとアクセスの良さ兼ね備え、さらに質の良いプライマリケアを患者に提供出来るという。
キオスク型の遠隔診療所「HealthSpot」
患者は、例えば風邪やインフルエンザ、皮膚病変やアレルギーなど、通常は医師のクリニックで行うプライマリケアをHealthSpotのステーションで受けることが出来る。
ステーション内では画面上で問診票を記載し基本的なバイタルデータを記録した後に、医師とビデオカンファレンスを行うことが出来る。ビデオカンファレンスは、Sprint社の高速4G回線を用いたカメラで行い、ステーション内には聴診器や拡大鏡など追加で行う検査用の器具も完備されている。器具自体は説明に従い患者自身が操作するが、その結果は直ちに医師に共有され診断に役立てられる。
患者はオンラインで診察の予約することが可能で、処方箋もオンラインから受け取ることが可能だ。
HealthSpotのステーションは、スーパーや薬局、公共施設などに設置することを目標としている。まだ試用運転期間だが、先月800万米ドルの調達を達成し、総額で2300万米ドルを調達した。HealthSpotのボードメンバーには、Cleveland Clinicの前CEO Floyd Loopや、Cardinal Health SVPのChristi Pedraなどがいる。
via 【HealthSpot】
via 【mobihealthnews】
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- ライターTwitter:@kazuki24_
- 慶應義塾大学医学部4年生。NPO法人ジャパンハートにて、クラウドファンディングプロジェクトを成功させ300万円を集めた実績を持つ。ソーシャルグッドを専門に、NPO向けのネットメディアであるテントセンでのライターを務める他、自身の学業である医学とITとの連携に広く興味を持つ。
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