3Dプリンターで印刷、着脱可能な金属製ギプス

 
骨折してギプスをはめたことがある人なら、それがどんなに痒くて臭くて、不快な物かわかるだろう。インダストリアルデザイナーのDeniz Karasahinが提案するギプスは、3Dプリンターを用いて患者に合わせてカスタマイズされており、しかも着脱可能だ。
 

Denizの提案する新しいギプス

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従来のギプスは、水硬性樹脂を含んだグラスファイバー製のものが主流である。長期にわたり使用すると、固定された部分の筋肉が萎縮し、関節の拘縮や強直、骨の萎縮も起こりうる。また着脱不能のため皮膚が蒸れ、異臭や不快感を引き起こす。
 
Deniz Karasahinは患者の手足をスキャンして、プラスチックと金属を配合した材料を元に3Dプリントするギプスを提案した。その特異的な構造により軽量で通気性が良く、超音波療法を行うことを可能にする。超音波療法で用いる低出力超音波パルス(LIPUS)は。骨の癒合が促進されると考えられているのだ。
 

医療面での3Dプリンターの活用

医療面での3Dプリンターの活用は進んでいる。例えば、臓器を3Dプリントする技術や、高齢者向けの嚥下食の印刷、更には頭蓋骨の印刷まで、幅広く活用法が模索されている。これからもこの新しい技術に大きく注目していきたい。
 
via 【Medgadget
 

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松村 一希
松村 一希ライターTwitter:@kazuki24_
慶應義塾大学医学部4年生。NPO法人ジャパンハートにて、クラウドファンディングプロジェクトを成功させ300万円を集めた実績を持つ。ソーシャルグッドを専門に、NPO向けのネットメディアであるテントセンでのライターを務める他、自身の学業である医学とITとの連携に広く興味を持つ。