健康な料理を印刷する、世界初の3Dフードプリンター「Foodini」

 
もし材料を入れるだけで料理が自動で作られたら、それは夢の様な技術ではないだろうか。世界初の3Dフードプリンター「Foodini」は、本物かつ新鮮で、栄養価に溢れた料理を印刷することが出来る。
 

既成の食品で溢れる世界

身の回りには防腐剤や添加物が大量に使用された、既成の加工食品で溢れている。Foodiniを作成するNatural Machinesは、人々により健康的な食習慣を取り戻して欲しいと願っている。
料理をするのに最も手間と時間が掛かる部分である、反復的な動作(一例として、クラッカーの成形や、ラビオリを形成など)の効率化を3Dプリンターが担うことで、より料理に対するハードルを下げることを目指している。
 
3Dプリンターとは、通常の紙に平面的に印刷するプリンターに対して、コンピュータ上で作った3Dデータを設計図として断面形状を積層していくことで立体物を作成出来る。プラスチックや樹脂、金属などを”インク”とすることが出来る為、現在では工業製品や医療方面での活用も進められている。
 

Foodiniによる料理の印刷

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Foodiniで料理を印刷するためには、まず下準備を自らの手で行う必要がある。Foodiniのモニターからサイトへアクセスし、レシピを選択。材料を揃えて下準備を行い、材料をカプセルに入れてセットすると、後は自動で印刷される。
 
印刷できる料理のバリエーションは現時点でも豊富で、例えばパスタ(ラビオリ、ニョッキ、スパゲッティ)、ハンバーガー、チキンナゲット、キッシュ、ピザ、ブラウニーなどがある。独自のレシピの作品をアップロードして共有する機能も存在するため、今後もレシピは増加していくだろう。
何を調理したいのかにもよるが、印刷にかかる時間はクラッカーのようなものでは数分で完了するようだ。
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(Foodiniによって印刷されたスパゲッティ)
 
FoodiniはクラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中で、目標額は10万米ドルの内、4万8千米ドルを112人から調達(2014年4月1日現在)している。2014年後半には、最初のタイプを約1300米ドルで出荷する予定としている。
Foodiniは未来の料理の仕組みを提示しているようで、世界の料理の仕組みを変える可能性がある、非常に楽しみなガジェットだ。
 
以前3Dプリンターによる臓器印刷についての記事を執筆した。米国を中心として3Dプリンターの活用は進められており、今後も注目されるテクノロジーだろう。
 
via 【Kickstarter
via 【Natural Machines
 

Author Profile

松村 一希
松村 一希ライターTwitter:@kazuki24_
慶應義塾大学医学部4年生。NPO法人ジャパンハートにて、クラウドファンディングプロジェクトを成功させ300万円を集めた実績を持つ。ソーシャルグッドを専門に、NPO向けのネットメディアであるテントセンでのライターを務める他、自身の学業である医学とITとの連携に広く興味を持つ。