イスラエルのスタートアップ、基礎体温を計測できるウェアラブルデバイスを開発

 

 

 

 

スクリーンショット 2014-03-17 13.38.54

 

 

女性の基礎体温管理のウェアラブル化が進んでいる。基礎体温は毎朝欠かさず計測しなければいけないものであり、自動測定のニーズが多い領域だ。日本からも、就寝中に基礎体温に近い温度を計測できるウェアラブルデバイスが発売されている。(※医療機器ではない)

 

 

寝ている間に基礎体温を計測できる、ウェアラブル体温計

 

イスラエルに拠点を置くスタートアップが、女性のためのウェアラブルデバイスTemp-Dropを開発している。このデバイスを専用のアームバンドにセットして、上腕に巻き付けると、寝ている間に自動で基礎体温を計測してくれる。基礎体温はこれまで起床時にすぐに計測しなければいけなかったが、Temp-Dropなら就寝中の最も低い体温の近似値を測定してくれる。

 

Temp-Dropは現在indiegogoで資金調達中で、アームバンドデバイスは60ドルの支援で購入することができる。

 



またTemp-DropはAPIを公開している。既に複数の既存アプリと連携していて、計測した基礎体温を自動でアプリに記録してくれる。

スクリーンショット 2014-03-17 13.20.55

 

 

基礎体温の重要性

 

基礎体温は月経周期によって、低温相と高温相に大きくわかれる。そのため基礎体温の変動を把握すれば、排卵や月経周期を把握することができる。

 

現在では不妊治療はもちろん、ダイエットにも月経周期を把握することは非常に重要であるとされており、女性ならすべての方が計測することが望ましいとされている。

 

 

基礎体温はウェアラブルで計測できるのか

 

体温は計測部位によって、その数値が変動してしまう。そのためウェアラブルデバイスで体温を正確に計測することはかなり難しいとされている。

 

そのためTemp-Dropや日本のRan’s Nightは医療機器としては認められていない。使用者はこれらのデバイスで計測できる数値が正確ではなく、近似値でしかないことを理解している必要がある。

 

現在MC10という米国企業が、非常に正確な体温を計測できるウェアラブルパッチを開発している。このパッチは乳幼児向けの健康管理ツールとして開発されているが、今後女性向けの基礎体温測定でも実用化されれば簡単に正確な基礎体温を把握できるようになるだろう。

 

via【Temp-Drop

 

Author Profile

吉澤 美弥子
吉澤 美弥子Twitter:@miyakomx
慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。外資系証券会社の株式リサーチ部で、TMT市場に関わる調査アシスタントなどを経て、現在はシリコンバレーのベンチャーキャピタル、500 Startupsの日本ファンドに務める。