医療の現場にGoogleグラスを導入した医師③ー患者情報をQRコードで管理

 

Googleグラスを用いた、救急病棟の情報環境の構築プロジェクトが進行中だ。GoogleグラスとQRコードを用いて患者情報を取得しやすくするというもので、米国のBeth Israel Deaconess病院で実際に導入されている。

 

Googleglass-for-doctors3

 

 

 

Googleグラスが病院内の新しい情報環境をつくる

 

このプロジェクトを実際に導入している病棟では、各病室のドアにQRコードが印刷されている。医師はGoogleグラスでこのQRコードを読み取れば、瞬時に患者の基本情報とリアルタイムのバイタル情報にアクセスすることができる。

 

現在病院の救急病棟でプロトタイプが導入されている。Googleグラスはリアルタイムの情報取得と通知といった点で非常にたけており、位置情報サービスと併せて実用的な情報を提供することができるという。

 

 

患者情報にアクセスしやすくなることの重要性

 

たとえば医師や医療従事者が病室に入室する際に、医師に患者のアレルギー情報などが通知されれば、より安全な医療を提供しやすくなる。

 

現在国内でも患者の手首にバーコードのついたバンドを着用してもらい、看護師や医師がリーダーで読み込むことで投薬の確認をするという仕組みが主流になっているが、これをGoogleグラスで読み込むことで、かなりの効率化が期待されている。

 

 

今後の課題

 

現在Steven Horng氏らは、アプリの安定性を維持するために、QRコードリーダーを見直している。頭の傾きを利用して正確に読み込めるように取り組んでいる。(垂直方向のスクロールを制御するためには、頭の傾きを利用する必要がある。)

 

さらに今後医師のiPhoneとGoogleグラスを同期することで、Googleグラスの電源バッテリーを供給する予定とのことだ。

 

via【Slate

 

 

Author Profile

吉澤 美弥子
吉澤 美弥子Twitter:@miyakomx
慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。外資系証券会社の株式リサーチ部で、TMT市場に関わる調査アシスタントなどを経て、現在はシリコンバレーのベンチャーキャピタル、500 Startupsの日本ファンドに務める。