従業員の福利厚生管理システム、Castlight HealthがIPOへ

 

 

エンタープライズ向けの医療費管理サービスを提供しているCastlight Healthが、今月(2014年3月)IPOを行い、1億1100万ドルを取得した。

 

 

 

 

Castlight Healthとは

 

Castlight Health は、2008年にTodd Park氏ら三人の起業家によって創立された。彼らはアメリカの医療保険制度を変えることをめざし、企業向けに「従業員の医療費(保険料)管理サービス」を開発した。

 

Castlight Healthを導入している企業の従業員は、個々の情報に基づいた医療費、治療状況、処方箋を一元管理できる。これらの情報を元に、従業員は医療費を抑えたり、最適な医療を受けることができる。経営者側も従業員の福利厚生の管理が簡単になり、最適化ができる。Castlight Healthを導入し、従業員の保険を見直すことで、10%もの保険料を削減できた企業もあるという。

 

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資金調達とIPO

 

2014年3月14日、Castlight Health はニューヨーク証券取引所に上場した。1110万の株を公開し、1億7800万ドル(=約180億円)を獲得した。

 

同社は2008年創業後、2009年9月にベンチャーラウンドで1700万ドルを調達し、2010年6月にはモルガンスタンレーら7社から6000万ドルをシリーズCで調達している。2012年にはシリーズDで1億ドルを調達し、IPOまでに1億7700万ドルの資金調達を行っている。

 

 

 

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中込 翔
中込 翔Twitter:@gomessdegomess
ゴメスこと中込翔。慶應理工システムデザイン工学科卒業。脳血管のシミュレーションの研究を行った。現在はインドのシリコンバレー:バンガロールにてソフトウェアエンジニア。ヒューストン大学の博士課程に合格、9月進学予定。ブレイン・マシン・インターフェイスにおける研究を行う予定・
個人ブログも展開中。