医療の現場にGoogleグラスを導入した医師①ー複数の患者情報をモニタリング

 

ヘルスケア関連のスタートアップは、Googleグラスを医療現場に導入するアイディアを沢山持っている。今回から四回にわたって、医療分野でのGoogleグラスに関する活動している医師を紹介する。

 

血管外科医、Googleグラスのスタートアップを立ち上げる

 

Oliver Aalami氏はスタンフォード病院の血管外科医。医療現場にGoogleグラスを導入できるよう取り組んでいる。

 

同氏は自身の臨床経験から、Googleグラスに着目した。
臨床の現場では、血管造影を行っている間、十分な監視機器がなく、すべての患者の情報を常に把握することが難しかった。他の患者を見ている間でも、複数の患者のバイタル情報を把握できるようにするべきだと考え、Googleグラスの導入を目指している。導入に向け、同氏はGoogleグラスのための情報プラットフォームを開発するスタートアップVitalMedicalsを立ち上げた。

 

 

Googleグラスで複数の患者の容態をリアルタイムに把握できるように

 

VitalMedicalsはシリコンバレーに拠点を置くスタートアップ。メンバーはOliver氏のスタンフォード病院時代の同僚(医師)と、二人のソフトウェアエンジニアだ。

 

同社が開発する情報プラットフォーム “Google Now for Hospitals”は、患者のリアルタイムデータを病院内でクラウド化したものだ。これにより、医師や医療従事者がGoogleグラスやiPadなどのデバイスで複数の患者の容態をリアルタイムに把握できるようになる。

 

Google Glass for hospital

 

 

病院では情報が患者の生死を決める

 

病院では情報が患者の生死を決めるといっても過言ではなく、医師や看護師が患者の容態の変化をきちんと把握できないと患者死んでしまう。かといって、医師や他の医療従事者といった医療資源には限りが有り、常に一人の患者につきっきりというわけにもいかない。

 

“Google Now for Hospitals”を導入すれば、医師は効率的に動くことができ、より多くの患者を守ることができるという。

 


Author Profile

吉澤 美弥子
吉澤 美弥子Twitter:@miyakomx
慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。外資系証券会社の株式リサーチ部で、TMT市場に関わる調査アシスタントなどを経て、現在はシリコンバレーのベンチャーキャピタル、500 Startupsの日本ファンドに務める。