自律神経のバランスでストレス管理ができる、ウェアラブルデバイスBandu

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MITの研究者がストレスを管理するためのウェアラブルデバイスBanduを開発した。Banduは自律神経を計測することで、ストレスを管理できるリストバンドタイプのウェアラブルデバイスだ。

 

自律神経と一日の行動をモニタリング

 

自律神経である交感神経と副交感神経は、過剰なストレスでバランスが崩れる。ストレスで自律神経が乱れると、自律神経失調症(全身の不調や心の不調)や胃腸炎・過呼吸・メニエール病といった身体の不調や疾患がでてくる。(メニエール病…内耳のリンパ液に異常がおこり、めまいや耳鳴り、難聴を患う)

 

Banduはスマホで交感神経と副交感神経のバランスをモニタリングできるデバイスだ。

(※交感神経による身体の緊張や発汗を測定している。具体的な仕組みについては不明。正確に測定するには複数の検査が必要である。)

 

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デバイスは専用のスマホアプリと連携して使う。計測したストレスと、行動のトラッキングデータを合わせてモニタリングできる。スマホアプリは時間ごとのストレスの変動が見れるだけではなく、ストレスが強い場所を地図で確認できる。

 

 

 

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現在Banduは公式サイト上で、1500ドルで販売している。

 

以前のタイプ(2012年にIndiegogoで販売していたタイプ)のBanduは、189ドルから購入出来たことと比べるとかなりの値上がりだ。(もしくは何かの間違えだろうか)

 

 

 

 

RockHealth出身のスタートアップNeumitraが開発

 

Neumitra社はRockHealth出身のスタートアップだ。他にもYahooの創業者、Morad VenturesのAsh氏やBoston Scientificが出資している。(Boston Scientificは主に検査機器を開発している医療機器メーカー。)

 

NeumitraのCEOはロバート・ゴールドバーグ氏。MITの講義のなかで、ストレスが及ぼす影響の重要さに気づき、Baiduを開発したという。

 

現在米国では国民の4000万人以上が不安障害を、退役軍人の約30%が心的外傷後ストレス障害に苦しんでいるという。日本では自殺やうつが社会問題となっており、メンタルヘルスをサポートするウェアラブルデバイスに期待があつまるだろう。

 

 

-補足-

現在自律神経系については不明な点が多く、必ずしもこうであると言い切れるわけではありません。

実際に正確に計測するには以下の方法が必要です。
“Autonomic neuropathy-testing and diagnosis” by MAYO Clinic

-参考-

Wrist Sensor Tells You How Stressed Out You Are

Author Profile

吉澤 美弥子
吉澤 美弥子Twitter:@miyakomx
慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。外資系証券会社の株式リサーチ部で、TMT市場に関わる調査アシスタントなどを経て、現在はシリコンバレーのベンチャーキャピタル、500 Startupsの日本ファンドに務める。