iWatchの開発に伴い、様々な噂がされている。その中でも最も有力なものとして、ヘルスケア機能を搭載するのではないかと世界各国のメディアが報じている。Appleは血圧測定のアプリ技術で特許を取得したり、ヘルスケアやセンサーの専門家を雇用した他、先月にはFDA当局と会談している。
本メディアでも様々なウェアラブルデバイスを紹介してきたが、2014年注目されるウェアラブルの特徴としてはスマートウォッチのヘルスケア機能の搭載である。当然iWatchもフィットネストラッカーのような機能を搭載するだろう。
Appleの最先端モバイルヘルス技術
iWatchの販売に伴い、AppleはHealthbookというヘルスケアの標準アプリケーションをiOS8に追加すると言われている。このアプリは運動量や消費カロリーを計測し、体重管理をサポートするもの。米国のAppleの情報を追っているメディア、9to5の情報によると、これらのフィットネストラッカー機能に加えて、このアプリは血圧、水飽和レベル、心拍数、および血糖値などのバイタルデータや他の血液関連のデータを追跡することができるとのことだ。血糖値を測定する技術に関してはGoogleなどが体外分泌液から計測できるようになったことなどが話題になっているが、Appleもどうやら同様の研究を進めているようだ。
このほかにも薬の飲み忘れを防止するアラーム機能なども搭載するとのことだ。先日薬の飲み忘れを防止するデバイスを開発しているAdhereTechがBlueprint Health Acceleratorから出資をうけるなど、日本でも投薬関係のサービスが話題になっているので期待だ。
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- Twitter:@miyakomx
- 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。外資系証券会社の株式リサーチ部で、TMT市場に関わる調査アシスタントなどを経て、現在はシリコンバレーのベンチャーキャピタル、500 Startupsの日本ファンドに務める。