分子診断のスタートアップQuanDxが95万ドルを調達

 

以前に国内のエイズウイルス検査キットについて取り上げた通り、近年疾患のスクリーニング検査技術の領域でもスタートアップが注目を集めている。今回資金調達を行ったQuanDxは臨床の現場向けに検査キットを販売している、アメリカのバイオテックのスタートアップだ。同社はこれまで技術的に難しかった疾患の診断キットを開発し、その分子診断技術は特許を取得している。

 

QuanDxは2010年ニューヨークに創設され、2013年にバイオテクノロジーで注目の集まるサンフランシスコに本拠地を移している。2013年3月シリーズAで30万ドルを調達した後、今回新たに95万ドルを調達している。これまでに10の投資家から資金を受け取っており、さらに追加55万ドルを調達することを計画しているとのことだ。(投資家についてはいずれも非公開。)

 

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QuanDxの保有している特許技術は、患者の白血病細胞をも検出し、2〜3時間で検査結果をだすことができる。Yin-Yang Probeと呼ばれるヌクレオチドの二本鎖を使用し、検査対象となるウイルスなどの核酸と結合させることによって、迅速で低コストな検査をおこなうことができる。この技術はヌクレオチドの形を変えるだけで様々な病気の検査に応用できそうだ。(詳しくは公式サイトへ

そしてこの技術を用いた検査キットは同時に碧血病の30もの遺伝子を発見することができる画期的なものとなっている。

 

 

 

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吉澤 美弥子
吉澤 美弥子Twitter:@miyakomx
慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。外資系証券会社の株式リサーチ部で、TMT市場に関わる調査アシスタントなどを経て、現在はシリコンバレーのベンチャーキャピタル、500 Startupsの日本ファンドに務める。