7000万ドル調達の健康保険のスタートアップOscarと、創業者Joshua Kushner氏とは

Thrive Capitalの創業者(現MP)のJoshua Kushner氏をご存知だろうか。Kushner氏とThrive Capitalは現在ヘルスケア事業に強い関心を寄せている。同氏は2013年7月にThrive Capital、Founders Fund、General Catalyst、Khosla Venturesから4000万ドルを調達し、Oscarという医療保険のスタートアップを創業した。そして今月7日、Oscarは再度ベンチャーラウンドでThrive CapitalやKhosla Ventures等から3000万ドルを資金調達を行ったことが報じられた。

 

20140112091832joshua_kushner-1

                                                                                        (Photo by Flickr Number10Gov)

 

 

無料の現物給付サービスが特徴。医療保険のスタートアップOscar

 

医療保険を提供しているOscarはニューヨークを拠点とするスタートアップだ。Oscarの保険はテクノロジーによって非常にシンプルになっていて、全ての手続きがオンラインで完了する。また、単なるウェブベースの保険ではなく、保証面のサービスも個性的である。万が一の際に保険が降りるだけではなく、加入者は様々な現物給付やサービスを無料で受けることができる。例えば月々330ドルのコース加入者は無料で医師に電話相談出来たり、ジェネリック医薬品を無料で利用できる他、医師の無料訪問など、病院へのアクセスに問題のあるアメリカにおいて非常に重要なサービスを受けることができる。

 

 

若き起業家で投資家のJoshua Kushner氏と、ヘルスケアスタートアップ

 

Oscarの創業者であるKushner氏は、ブラジル最大のソーシャルゲーム企業Vostuの共同創業者であり、現在はThrive CapitalのMPや不動産投資会社の社長も務めている。彼はFacebookによるInstagram買収に先立ち、5000万ドルの資金調達ラウンドでリード投資していたことで一躍注目を集めた。彼は現在ヘルスケア領域に関心を寄せ、Oscarの他にRockHealth発のSessionsにも昨年出資しており、現在注目を集めている。Sessionsはパーソナルフィットネスのサービスで、オンライン上で専属コーチの指導を受けることが出来る。米国では2012年から2013年、プライベートコーチ系のスタートアップが増加したのに対し、日本ではまだまだ未開の領域である。今週ソニーが参入を表明したウェアラブルデバイス市場と併せて、今後フィットネス市場の盛り上がりが期待できるのではないだろうか。

 

 

Author Profile

吉澤美弥子
吉澤美弥子Twitter:@miya_yakko
慶應義塾大学看護医療学部在学中。クラウドファンディングサービスでのインターンをきっかけに海外のスタートアップに興味を持ち、現在個人ブログや外部メディアで情報を発信している。