クラウドファンディングで3000万円を調達、世界初のフィットネスデバイス「Skulpt」



Skulptは筋肉の質を調べることが出来る、世界初のフィットネスデバイスであり、どの世代にとっても革新的なデバイスになるかもしれない。
今まで体重とBMI、不正確な体脂肪率などの指標に頼ることが多かったトレーニングやダイエットの効果が、これを用いることで正しく測定されるようになるのだ。

 

従来の指標の問題点

ダイエットを行う人、体を鍛える人にとってエクササイズの成果となる主な指標は、体重、BMI、体脂肪率(筋肉率)の3つであると思う。しかしながら、どの指標も正確にエクササイズの達成度を示しているとは言いがたい。
脂肪は一般に筋肉よりも軽いという事実がある。若い女性のダイエットでは体重の減少が重視される傾向にあるが、脂肪よりも重い筋肉を減らしてしまうと新陳代謝が下がり、より太りやすい体になると言われている。身体の状態を正確に把握するためには、筋肉率、あるいは脂肪率を重視すべきなのである。
 

しかしながら、市販されている体重計に付属している体脂肪計は正確な値を示しているとはいえない。それらは主にBIA法を用いており、BIA法は生体組織の電気抵抗値を測定することで、体脂肪率などの体組成を推定する方法である。この方法は、体脂肪率は体内の水分状態や骨密度などに左右されることが多いので、不正確なものとなってしまうのである。
 
この問題を解決することが出来る革新的なデバイスがSkulptである。

 

世界初のフィットネスデバイス、Skulpt

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Skulptは電気インピーダンス筋運動記録法(EIM)と呼ばれる技術を使用している。EIM法は、直接筋肉にごく微弱な電流を流すことで、筋肉の結合性や脂肪の有無によって変化する電流の様子を観察することで、MQを計測する。
MQ(Muscle Quality)は、Skulpt社が独自開発した筋肉の強さと質の尺度である。まさに知能指数であるIQのように、平均的な人はMQ100とされ、MQが高い人ほど強く、より質の良い筋肉を持っているとされる。
Skulptを用いて4つの筋肉(上腕二頭筋、三頭筋、腹筋、大腿四頭筋)を測定することで、体脂肪率とMQの正確な値を秒単位で得ることが可能で、筋トレの前後に測定することでそのトレーニングの効果を正確に測ることが出来るのだ。

 

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Skulptは、Bluetooth経由でオンラインダッシュボードに結果を送信し、進捗状況を記録・管理、各筋肉のためのトレーニングを最適化することが出来る。さらには、適切なトレーニング法の提案をすることまで可能で、これはアスリートが自らのトレーニングの効果を正確に知るためのデバイスになるのみならず、若い女性のダイエットや、リハビリにも大きく活用できると考えられる。

 

現在、アメリカのクラウドファンディングサイト、Indiegogoで約3000万円($300,000)を集めている。クラウドファンディングで購入すれば価格は3割引きの約14000円($139)であり、購入者は5月には手に入れられる模様。2014年1月14日まで購入可能で、先行入手したい人は検討してみてはいかがだろうか。


Author Profile

松村 一希
松村 一希ライターTwitter:@kazuki24_
慶應義塾大学医学部4年生。NPO法人ジャパンハートにて、クラウドファンディングプロジェクトを成功させ300万円を集めた実績を持つ。ソーシャルグッドを専門に、NPO向けのネットメディアであるテントセンでのライターを務める他、自身の学業である医学とITとの連携に広く興味を持つ。