記憶を開放する埋込み式脳チップ

 

脳チップが生み出す可能性

 

欲しいと思った情報をすぐに自分の頭にダウンロードできる世界を想像してみてください。まず自分の頭の後ろにコードをさして、「ダウンロード」ボタンを押せば、もう欲しい情報は頭の中です。素晴らしいと思いませんか?古事記のような難解な文章も、鬼のように暗記した英単語も一瞬で頭の中に入り、忘れることはありません。こんな夢のような技術がそう遠くない未来に実現できるとしたらどうでしょうか?

 

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実は、記憶や情報を脳にアップロードする技術はそこまで難しいことではないそうです、少なくとも「ある教授」によると。

 

こうした技術に必要なのは2つ

 

Southern California大学のバイオメディカルエンジニアであり、ニューロサイエンティストであるTed Bergerによると、この技術を確立するために必要なのはテラバイト級のデータを記録可能でかつ脳に埋め込む可能なチップ、情報の送受信を可能にするポートだけで良いということです。これだけであらゆる言語を一瞬でマスターしてしまったりといった夢のようなことが可能になると彼は主張しています。

 

もちろんこのテクノロジー自体はまだ実現していませんが、理論は十分に信頼できるということです。

 

またBergerはこの技術を治療への可能性としても考えていて、事故や発作、アルツハイマーなどで神経にダメージを被った人たちへの治癒にもこうしたコンピュータチップは利用できるとすでに証明しています。

 

なかにはBergerの研究をただの空想にすぎないと言及する人たちもいますが、いくつか行われたテストでは彼の主張は可能であると示されています。その一つの実験では、Bergerとその共同研究パートナーは実際にマウスやサルでシリコンチップを用いて記憶の生成実験を行ったとのことです。

 

Bergerと彼の研究チームは2年以内に動物の脳にチップを埋め込んでゆくゆくは海馬にダメージを負った人たちの治療にこの技術を使いたいと考えています。

 

以下に3分のビデオもありますので、ぜひご覧ください。

 

参考文献:
http://siliconangle.com/blog/2013/11/21/future-tech-implantable-brain-chips-could-help-unlock-memories/
photo credit: Keoni Cabral via photopin cc

Author Profile

中込 翔
中込 翔Twitter:@gomessdegomess
ゴメスこと中込翔。慶應理工システムデザイン工学科卒業。脳血管のシミュレーションの研究を行った。現在はインドのシリコンバレー:バンガロールにてソフトウェアエンジニア。ヒューストン大学の博士課程に合格、9月進学予定。ブレイン・マシン・インターフェイスにおける研究を行う予定・
個人ブログも展開中。