2013年海外で注目を集めたウェアラブルデバイスまとめ①

 

本記事から第三回に分けて、2013年に注目を集めた、パーソナルヘルスを目的とした12個のウェアラブルデバイスをご紹介する。国内ではあまり知られていない製品もあるので興味のある方はぜひご覧になっていただきたい。

 

ファッション・アクセサリーのような新感覚デザインのMisfit Shine

 

Misfit Wearables

 

カリフォルニアを拠点とし、ホーチミンにも展開するMisfit Wearables社が開発したMisfit Shineはスマートフォンアプリと連携し、1日のライフログをトラッキングできるウェアラブルなプロダクト。同社は2011年10月創業、2012年4月にベンチャーラウンドで760万ドルを調達している。

 

製品は99ドルと比較的安価で、リストバンドタイプが主流のなかでスタイリッシュなラウンド型のデザインが特徴的である。使い方はシンプルでShine本体をペンダントにして衣服に装着するか、別売りの専用リストバンドやネックレスと合せてアクセサリーのようにして装着できる。スマートフォンへのデータ移行は画面上にShineを置くだけで完了し、専用アプリで1日の運動量・睡眠量・マイルストーンを測定し数字とグラフィックで確認することができる。また運動量の目標値の設定も可能で達成率の管理もShineアプリ上で可能である。

 

Misfit Wearables2素材はアルミ製で、航空技術にも使われている精密技術が用いられており、数々のデザインアワードで受賞している。本体99ドルの他に別売りのアクセサリー商品(19ドル〜79ドル)との組み合わせを楽しむことが出来る。いずれの製品もオンラインショップでの購入が可能となっている。(参照CrunchBase, Mistfit)

 

 

睡眠に特化した高度なトラッキングデバイスBeddit

 

Beddit

 

Beddit社は2011年創業のフィンランドを拠点とするヘルスケアスタートアップで、2013年クラウドファンディングのIndiegogoで50万3000ドルを調達している。同社開発のBedditは睡眠時の睡眠波形・心拍数・呼吸数・体位・環境を自動的にトラッキングし、スマートフォンでデータ確認が出来るデバイスである。同製品は正確にはウェアラブルデバイスではなく、枕の横に置くことで睡眠時の体内外環境を計測することができるストレスフリーを強みとしている。トラッキングとデータ確認が可能なだけではなく、データに基いて心地よいタイミングで起床を促すスマートアラーム機能・アラーム機能も兼ね備えている。

 

Beddit2

 

デザインは現在白と黒の2タイプで、149ドルから(Indiegogoプロジェクトでは特別価格で99ドル)購入できる。現在国外向けにはBeddit公式のオンラインストアアマゾンで予約販売しており、2014年はじめにはウェアラブルデバイスを取り扱うスイスのRed Dolphineのオンラインストアでも販売が開始する。

 

(参照Beddit, Arctic Startup, Indiegogo)

 

 

 

世界的なスポーツ製品メーカーUnder Armour社によるArmour39

 

Armour39

 

これまでのフィットネスを目標としたウェアラブルデバイスは1日の総運動量をトラッキングするというのが主流であったが、今回世界的なスポーツ製品メーカであるUnder Armourが開発したArmour39はウォークアウトの最中に特化したウェアラブルデバイスである。装着するのはウォークアウトの最中のみで、データ送信のためのPCなどの接続も全てBluetoothによってリアルタイムに運動と平行して行われる。従来のライフログのトラッキングのためのデバイスというよりは、ウォークアウトの補助デバイスであり、よりトレーニングを効果的にすることをも目的としている。

 

 

使い方は簡単で、ウォークアウトを開始する前にデバイスを肋骨下に巻いて装着しアプリを起動し、トレーニング内容やオプションを選択した後ウォークアウトを開始すると、運動中リアルタイムにスマートフォンやタブレットで達成状況や身体状況(心拍数・カロリー・運動強度・WILLpower™)をみることができる。トレーナーが確認をしたり、マシン付近にタブレットを装着すれば自分で確認することが出来る。また別売りの専用スマートウォッチを利用すれば、ウォークアウト中の字達成状況や身体状況をタブレットやスマートフォンで確認できないようなトレーニングの最中でもウォッチをみるだけで数値を把握することが出来る。

 

高度なセンサーで様々なスポーツの動きに対応できるLIT

 

LIT2
LITは一連の身体活動をトラッキングするリスト型のウェアラブルデバイスである。NZN Labsは2012年5月に創業し資本金50万ドルでLITを開発し、2013年4月に発表している。
Lit3

 

 

 

 

 

 

 

LITはセンサーの性能を強みとしていて、他のトラッキング系ウェアラブルデバイスのように水平運動と速度をデータとして読みこむだけではなく、垂直方向の運動なども読み込むことが出来る。これにより、従来のランニングやウォーキングのトラッキングだけではなく、サーフィンにおけるターンやパドル、スノーボードやマウンテンバイクのジャンプにかかるGなども測定することが出来るようになった。日々のトレーニングやフィットネスだけではなく、垂直運動を含むスポーツを行うという人向けに最適化されたデバイスだと言える。
以上まずは4つのデバイスについてご紹介した。次回も引き続きセルフケアやフィットネスを目的としたデバイスをまとめていく。

 

Author Profile

吉澤美弥子
吉澤美弥子Twitter:@miya_yakko
慶應義塾大学看護医療学部在学中。クラウドファンディングサービスでのインターンをきっかけに海外のスタートアップに興味を持ち、現在個人ブログや外部メディアで情報を発信している。