皮膚に貼るだけで体温と心拍数が計測できるパッチ
身体の不調を表現できない乳幼児は、成人以上に継続的な観察や測定が必要でありウェアラブルの可能性が高い領域である。しかし当然乳幼児に対する医療機器はなるべくストレスレスであることや安全性が保証されなければならない。MC10社が現在開発しているBaby Temperatureは胸に貼る薄いパッチ一枚で体温と心拍数を計測し、継続的にデータを収集、スマートフォンへデータ送信をするウェアラブルデバイスだ。この製品はまだ開発中で、今後さらに測定出来るバイタルサイン項目の増加や緊急時のアラート機能を追加する予定とのことだ。
ヘルスケアテクノジー製品を開発するMC10とは?
2008年創業のMC10社は、ヘルスケアテクノロジー分野に特化したVCのAberdareから出資を受けている、医療分野で注目されるスタートアップだ。この他にもセルフケアを目的としたウェアラブルデバイスを中心に医療機器を開発している。水飽和度を測定することで脱水を防止し、最適な体内環境を維持できるスポーツ選手向けのパッチなどを開発している。
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- Twitter:@miyakomx
- 慶應義塾大学看護医療学部卒業。在学中に海外のヘルステック企業やデジタルヘルス企業に関して取り上げる、HealthTechNewsを立ち上げる。その後米系ベンチャーキャピタル500 Startupsの日本ファンドを経て、現在はCoral Capitalで投資担当を務める。